トリキュラーなど低用量ピルはPMDDの有効な治療薬

PMDDと呼ばれる月経前不快気分障害は、アメリカでは特定不能のうつ病性障害とされ、月経の1週間~2週間前から発現するPMSと呼ばれる月経前症候群より、精神的な症状や身体的な症状が深刻な症状を指しています。
PMDDの症状としては、衝動的な攻撃性、集中力の低下、強い抑うつなどの精神症状や腹部膨満感、乳房の張り、関節痛、筋肉痛などの身体症状が現れます。
PMDDやPMSの治療は、トリキュラーなどの低用量ピルや精神薬などの薬物療法が中心ですが、PMDDやPMSの発症原因となる潜在性鉄欠乏性貧血や機能性低血糖症から治療する栄養療法や漢方薬による治療など数種類の治療法があります。
又、症状を悪化させる塩分、脂分、アルコールの過剰摂取や血行改善の為の運動、睡眠等の日々の生活習慣乱れの改善もPMSやPMDDの症状緩和には非常に有効とされています。
トリキュラーは、子宮内膜に着床性増殖を引き起こす物質である黄体ホルモンとステロイドホルモンの一種である卵胞ホルモンを配合した薬剤であり、排卵抑制や子宮内膜の着床性増殖阻害、子宮頚管粘液変化による精子通過阻害などの作用で避妊する三相性低用量経口避妊薬です。
三相性低用量経口避妊薬は、ホルモン量の異なる3種類の薬剤を飲み分ける避妊薬であり、配合されているホルモンの変化量はメーカーや製品ごとに異なっています。
又、三相性低用量経口避妊薬には、トリキュラーの様に月経サイクルの後半に進むほど黄体ホルモン量が増える漸増型と中間増量型の2種類があります。
漸増型は、中間増量型に比べてより自然なホルモンバランスを実現出来、服用中に不正出血が起こり難く、偽薬期間に消退出血が起こり易い特徴があります。

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