避妊薬のトリキュラーは子宮頸癌も予防する?

トリキュラーは、避妊に失敗しないようにするためにあらかじめセックスする前に服用しておく女性用の避妊薬、低用量ピルです。

トリキュラーに含まれる黄体ホルモンと卵胞ホルモンが脳下垂体に直接働きかけることによって排卵を起こらなくさせ、受精卵ができても着床させにくくし、また子宮頚管内の分泌液を変化させることによって精子を侵入させにくくさせるので、避妊効果を発揮します。

避妊以外の効果として、生理が重い場合にその症状を軽減させたり、ホルモンバランスの乱れによる肌荒れを改善したり、骨粗鬆症になりにくくなるなどの作用もあります。

子宮の形は洋ナシのような形をしていますが、その上部の膨らんだ部分を子宮体部と言います。

その部分にできる癌のことを子宮体癌といい、閉経した女性や出産経験のない女性などに多い病気ですが、トリキュラーを服用することは子宮体癌の予防に役立ちます。

トリキュラーに含まれるプロゲストーゲンが子宮内膜の増殖を防ぐことによって癌にかかるリスクを抑え、また卵巣癌や卵巣嚢腫などの予防にも良いとされています。

それでは、20~30代の若い女性に最も多いと言われる、子宮のくびれた部分にできる子宮頸癌の予防には役立つのでしょうか。

実は、残念なことに子宮頸癌の予防にはなりません。

それは、子宮頸癌の原因となる理由が、セックスによって感染するヒトパピローマウイルスによるものと考えられており、これはワクチンによってしか予防できないとされいるからです。

セックスをする前の年代で、子宮頸癌ワクチンをすれば高い確率でヒトパピローマウイルスの感染は防ぐことができますが、それでも定期的な検診を受けていく必要があります。

乳癌と同じく、子宮頸癌は女性にかかりやすい癌として挙げられるので、早めに予防して感染しないようにするのが望ましいでしょう。

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